座標軸Q(+) 2022 by ひろし

Renaissance Birth ・ 地球人の生き方

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Posted by Hiroshi 09 on  | 

世界に一つだけの花

Category : The 和

もともと日本人、大和民族は、互いを "命-みこと"という、神の、自
然の一部として尊重し合い、拝み合う精神を持っていました。
お辞儀をする、礼を尽くすなど、このような精神から習慣化されたも
のです。

それから何百年という月日が流れ、歴史的遺伝子レベルで植えつけら
れた思考、観念、それらをベースとした偏った教育によって、この根
本的な精神は忘れ去られ、形だけが残りました。

現代の日本人の意識に大きな影響を残したことの一つに、明治維新の
文明開化があります。欧州、アメリカに立ち遅れているという劣等感
は、あらゆる日本の伝統文化、技術、知識を否定する極端な風潮を生
み出し、彼らを真似、模倣することが文明開化とされ、これに反対す
る者がいれば新政府に対する反逆者として弾圧されました。

皮肉なもので、明治政府が時代遅れと否定した日本的なものが、今は
世界中に広がっています。
そして空前のブームを世界に巻き起こしている和食がユネスコ無形文
化遺産に登録されました。
“無形” ですから、寿司、会席・懐石料理、精進料理といった特定の料
理ではなく、食に関する日本の慣習が登録されたのです。
つまり"らしさ”です。

近年は外国人観光客誘致の動きが盛んで、東京オリンピックもあり、
伝統、文化、自然など日本の魅力を意識するようになってきたとは思
いますが、例えば外観は日本家屋風の家に住んでいる、内装は和風、
和室があるという家に住んでいる人が何人いるでしょうか。
または立春から大寒まで、我が家の季節料理24皿レシピですと紹介で
きる家があるでしょうか? 多分おせち料理でもクックパッドで作るな
らいい方で、デパ地下やスーパーで済ませる家庭も少なくないと思い
ます。

政府は少子高齢化による国内市場縮小の対策として、インバンド事業
だけではなく海外市場開拓プロジェクトも掲げていますが、単に国籍
が日本というだけで、日本人として生活していない人が動いて成果が
出せるほど、簡単なものではありません。
欧州のエリートは、自国の歴史はもちろんのこと、自分の歴史もきち
んと把握している人が多いです。出身地のこと、姓の由来や意味。
自分のプライベートなことにも触れるような話題を突然切り出しては
きませんが、自分の信頼すべきパートナーか、リスクがあっても組め
る相手かを探るために、自国、自分のことをどこまで知り、それをど
う語れるかで相手の人としての教養、深み、器を判断するたに、そん
な話題を切り出し、貴殿は?みたいな話をしてくるかもしれません。

そしてもう一つ、大きなトラウマが生んだ誤解があります。
日本は単純に経済格差で大戦に負けたわけではありません。
今でもお金さえあれば、もっとお金さえあればという風潮があります
が、経済力-軍事力だけでは戦いには勝てません。殺人はできても他
国を降伏させる、従わせることは別次元の話です。
日本は必ず勝つのだという根拠のない空気だけで暴走し、現実レベル
では撃沈される可能性が100%に近いと小学生でもわかる戦艦を"不沈
の戦艦”として建造する矛盾、そして無謀さ (これは最近の絶対安全神
話も同じですが) で突っ走る習性があります。
理論的な根拠、憶測ではなくきちんと算出したデーター、最悪の事態
をも想定した政策、方針がないまま、ただ列強国に負けない経済力-
軍事力を得れば、常任理事国に、主権国家に、世界のリーダーになる
んだという思いだけで進むのですが、どこか迷走に近いものを感じま
す。さらにメンツにこだわり、状況を把握できないことを認めず、間
違いも認めず、進路変更、軌道修正もできないまま対応・処理に遅
れてより多大な損害を拡大させてしまうという気質..
こういう習性、気質が本当の敗戦理由です。

日本の文化や歴史などでメシは食えない、列強と肩を並べるには経済
力と軍事力しかないという思い込みだけで走ってきた戦後の歴史にそ
ろそろ終止符を打つ時がきたと思います。

アメリカ人、欧州人よりお金持ちになったとしても、お金のちらかだ
けでのし上がるのでは、ただの成金です。
成金には経営や統治はできません。
単純に真面目、勤勉だけなら優秀な労働者の良い子ちゃん集団でしか
ありません。

真の対等を目指すなら、日本人として世界と真剣に向き合い、自分の
ポジションを確立しなければなりません。自分の歴史、文化、国を否
定したら、ただのヒト科の生き物です。

世界の一部の人たちが日本人に望むこと、日本政府が日本人に求めて
いることと、日本人だからこそできる世界への役割、貢献の仕方は全
く異なります。
本当に読むべき空気は何か、見極めることが大切です。

日本は経済成長を遂げ、世界でも有数の豊かな国になりましたが、だ
から一人前になった、認められたわけではありません。
失墜したのは国の価値ではなく、あくまで国際政治における日本の政
治的なプレゼンスです。
経済的にNo3、No10でも、諸外国対等に付き合える、交渉の場に立
てる道はいくらでもあります。日本はそういうカードを、もともとた
くさん持っています。先人達が築き上げた歴史の重さを感じてく
ださい。

立場がない、示しが付かない、面目が立たない、名誉に関わる、格好
がつかない、体面が保たれない、メンツが潰れる、恥をかかされる、
顔に泥を塗られる、体裁が悪い、顔が丸つぶれ、バツが悪い、世間体
が悪い、立場がない、肩身が狭い。
だとしてもいいではないですか。

あの人より優秀、ダメとか、カッコいい、美人あるいはそうじゃない
とか。あの家族よりお金がある、ないとか。
そんなことより大事なものがあると思います。

周りと同じことをしていれば常に正しいわけではありません。
人と違うことをしていても正しいことは正しいのですから。

世界に一つだけの花でいいと思います。

宮本武蔵の五輪書はEU各国でも訳され出版されています。
存命中の武蔵は夢にも思わなかったことでしょう。
真実は風化しないという証です。

鰹節

「精霊の守り人」上橋菜穂子 新潮文庫より:
天空の星々と、この地上に住まうすべてのものが、目に見えぬ 糸で複雑にむすばれ、
動いていく壮大なさまを見続けながら、 まだ国のなんたるかを読めぬのか。
政(まつりごと)に関わるすべての者は、とにかく国の財を守ろうとするだろう。
わずかな金でも減らすくらいなら、平民の百や二百、飢え死にしてもかまわぬという
だろう。それが国のためというだろう。 商人たちから、甘い汁を吸っている役人達
は、とくにそういうだろう。
だからこそ、星読みが必要なのだ。
われらは、ほかの者達より、はるかに長い時を思い、はるかに広い世界を見ている。
その目をもっているからこそ、正しく国を導く事ができるのだ。




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