座標軸Q(+) 2022 by ひろし

Renaissance Birth ・ 地球人の生き方

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Posted by Hiroshi 09 on  | 

千絵子さんへ

Category : 手紙

千絵子さん

大変ご無沙汰しております。
かこれこれ3年になるでしょうか...

幸せで満足だと感じ、充実感を味わえる瞬間。
私は目標をクリアーした時、夢を実現した時、何かを成し遂げた時、
以前から欲しかったものが手に入った瞬間などに得られる気持ちと
思っていましたが、ちょっと違ったみたいです。

実は何の結果も出せていない、道半ばという時に突然やってきた満足
感に浸りつつ、無責任ではありすが、あ〜このまま死んでも悔いはな
いと思えた瞬間を体験しました。

多分、個人的な何かのために生きる時期はもう終わったのだという合
図だったと思いますが、だからと言ってこの瞬間から袈裟を着て世の
ため、人のために尽くすという気持ちで生きれるわけでなく、何とな
く中途半端な状態が続いています。
何れにしても、以前より楽になりました。
心境的には千絵子さんがだいぶ前におっしゃっていた、ものごとがす
ぐに成就しなくても自分を許せる、自分に対して適度な時間をあげら
れるようになった心の余裕に似ていると思います。
2007年から始まった三人三様の本格的なワーク。
心強い仲間も増えています。
来年は10周年。
もうそろそろ芽が出てくるかもしれません。

多くの人は何かを実現、達成するために、やりたいことを犠牲にし、
言いたいことを心に閉じ、人と争い、またはそれを避け、利用し合い
ながらゴールを目指し躍起になっていますが、仮にそれで到達できた
としても、今までの努力、我慢してきたことへの代償、ご褒美として
名誉、名声、賛美、理解、権利、報酬を期待する自分がいるので、同
じ喜び、感動でも私が感じたものとは質が違うと思いました。
ともかく、たとえ一瞬だったとしてもこのような満足感、充足感が得
られるとは思ってもみませんでした。
人の可能性がちょっと垣間見れて嬉しく思います。
何かまだ変えることができる、そういう潜在能力を私たちは持ってい
ると実感できました。

東日本大震災、原発事故から次々派生してきている諸問題、それらに
対し信じがたく情けない政府の対応に、多くの人達は心理的、肉体的
にダメージを受けている感じがして、妙な事件も増えていますね。
もちろん私もあの日から心穏やかでないことが続いていて、ついつい
内臓がオーバーヒート気味なことを忘れちゃいますが、入浴時などに
「今日も一日ありがとう」と声をかけています。


WP_20130607_075.jpg

大衆の意識、国民の総意というものは本当に恐ろしいものですよ。
神州不滅、不沈大和、常在戦場、鬼畜米英…そんな言葉で都合の悪い
真実から目を背けて暴走した結果どうなったのかも忘れて、今のこの
奇蹟のような日常を当たり前のようにただ楽しんで。
昭和20年3月10日、たった一日で日清・日露の戦死者と同じくらいの
日本人が亡くなったのよ。兵隊さんだけでなく恋人、妻、夫、父、母、
祖父、祖母、息子、娘、孫、兄、弟、姉、妹、先生、友達という人た
ちが一度に。ひろしならその酷い光景がイメージできるでしょう、過
去に目を閉ざすものは未来に対しても盲目なものです。そういう大人
には決してならないでね。

この祖母の言葉をふと思い出しました。
祖母の目の下には傷がありましたが、兵隊さんたちに送る慰問文に戦
争の悲惨さ、悲しみを書いて殴られたそうです。

幸せって何だろう..
失う寂しさ。
あきらめる悲しさ。
でも、人にはそれを乗り越えられる強いものを持っている。

あわただしい年の暮れ、どうぞお健やかにお過ごしください。



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Category : 手紙
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寿美子さんへ

Category : 日記

寿美子さん

お元気ですか?

父の事ではお心遣い頂き、本当にありがとうございます。
久しぶりにお声を聞いて嬉しかったのですが、寿美子さんこそ体調が
すぐれないのに、「お父様のお具合いかがですか?」と、私の父のこ
とをまず先にご心配頂いて、その優しさというか言葉ではちょっと形
容しがたいお気持ちに感動しました。
手術の方はおかげさまでうまくいきました。
オペ中にサポートの光を皆さまに送って頂き、そのことには父も気付
いていたのですが...
「手術中に三人の女性が俺を殺しに来たんだ」と一言。(苦笑)
実際は全く逆だったわけですが、息子の話をまともに信じるような性
格はしていないので、言うタイミングを逸してしまいました。すみま
せん。でも、人の思いってすごいんですね。

私の方ですが、ご期待に添えるような動きは全然できていません。
以前、寿美子さんがイメージしていた "ひろし"に、最近8年遅れです
が、やっと追いついてきた感じです。
せめてあの頃に今のレベルに到達してたら、もう少し寿美子さんが伝
えてくれていたことを消化、より具体的に建設的な話もできたのにと
思うと残念です。
それを気にして落ち込んでいる場合でもないので、これも必然的な遅
れと思うことにします。
寿美子さん的に "常に完璧なタイミング!" 精神です。


F500


よく特攻隊員や、ひめゆり学徒隊の話をしましたね。
ひめゆり平和祈念資料館では、1989年以来学徒隊生存者が来館者に講話を
続けて当時のことを伝えてきましたが、証言員の減少や高齢化から2015年
3月いっぱいで終了してしまいました。
証人となる人たちがどんどん亡くなって、多くの真実がうやむやのまま消
えようとしていますが、情報が風化し、たとえ捏造、操作されても人の思
いはきっと記憶の中に残っていくと信じています。

この夏、シン・ゴジラを見ました。
私と寿美子さんの交流のきっかけが、ビキニ環礁の核実験、第五福竜丸乗
船員の被曝事故の話でしたが、初代ゴジラも1954年3月1日に起きたこの
事故がヒントとなり、突然中止になった映画の穴埋めとして急遽作られた
作品でした。半年くらいで作った映画が大ヒット、海外ではじめて成功し
た映画と言われるこの初代ゴジラから57年後に福島で事故が起き、その5
年後の今年2016年に "庵野秀明の3.11" という側面も持つシン・ゴジラが
公開..
広島、長崎、そして第五福竜丸の事故を経験した後に、社会への警告とし
て非核的、非反戦的メッセージを含んだゴジラが生まれ、その忠告に耳を
傾けなかった日本は21世紀に入って全国レベルで放射能に脅かされる日々
を送ることになり、再びゴジラが登場する...人為的な域を超えた意図を感
じます。

過去からずっと、縄文-弥生、平氏と源氏、五摂家とか、北と南、東と西、
社会主義、共産、アカ、右・左と昔からずっと続いてきた権力、領土争い。
人のサガと言ってしまえばそれまでですが、さぁ過去は水に流して今日か
ら皆仲で良く手を結んで、素敵な世の中作りましょなんてことはできない
ですよね..やっぱり。

21世紀には石油は枯渇すると昔は言ってましたが、ちょっと前までは温暖
化が二酸化炭素を主とした温室効果ガスの濃度増加に因ると騒いでいたか
と思えば、今度は人口増加問題....人が減れば問題が解決すると本気で信じ
込ませようとしているところが凄いです。
紙芝居みたいな歴史しか教えてもらっていないと、やっぱり認識のズレが
大きすぎて、簡単に何でも信じちゃうのかもしれません。
このままだと役に立たない、仕事ができない、金のない奴には生きる資格
はない、殺してもいいんだみたいな数の理論が正当化されちゃう未来が来
るかもしれません。
どうせ人が増えすぎてるんだ、健康や環境に多少悪いことでもいいだろう、
戦争だってそういう面からも正しいことだ、じゃなきゃ経済も回らないん
だみたいな、ちょっと投げやり的な言い訳がまかり通る時代。

我々のように自然界のシステム、バランスを信じている人間には全く信じ
られない概念です。
増えているのは増えても大丈夫というサインか、何らかの理由があっての
ことであり、食糧・環境問題に関して言えば特定のものを過剰生産するこ
とで環境のバランスを崩し、汚染させた人類の責任であり、地球的には今
地球にいる人たち全員の生活を維持できるキャパは充分あると思います。
それを増えすぎたとか、減らさなきゃとか、人間が手をくだす領域ではな
いのに、本来なら自然界に委ねるべきところ、どこまで人は傲慢になって
しまったのかなと。

例えば縄文時代の人々に学び、今の科学技術を使えばほんの数年で皆さん
を、人間としてという意味ですが、豊かにできるのに。
この現状において、目を向けているのがオリンピックでは..あまりの意識の
低さが気にはなりますが、そういう人たちだけではないのも事実。

みみをすまし
過去に心を馳せれば
祖先の歩んできた道は計り知れない
「優しく生きる」目に見える優しさのうちは本当の優しさではない。
人が見ていようが、見ていまいがやってあげる事が本当の優しさ。

谷川俊太郎 "みみをすます"
いい詩です。

世の中、目に見えるものばかりで評価される時代になってしまいましたが、
惟神の道を受け継いでいる日本、そこに私たちの、今の世界の流れを変え
るための役割があるのだと改めて思います。

もう自分の理想を相手に押し付ける時代ではない、人間の意識がそこまで
変えられるものか、自分を使って試しているところです。
自分の意識の変化が事業、人生にどんな影響、変化をもたらす事ができる
か。

何れにしても、人の意識がもっと高まらなければフリーエネルギー等、新し
い技術を人類が手にすることもできないでしょう。


"戦艦大和の最後” に出てくる白渕大尉の演説
「進歩のない者は決して勝たない。負けて目覚めることが最上の道だ。日本は進歩
ということを軽んじすぎた。 私的な潔癖や徳義にこだわって、真の進歩を忘れてい
た。 敗れて目覚める。それ以外に、どうして日本は救われるか。 今、目覚めずし
ていつ救われるか。俺たちは、その先導になるのだ。日本の新生に先駆けて散る。
まさに本望じゃないか。」


Letter file No.W-153 寿美子


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